【AIコーディング】開発初心者が覚えておきたいIT専門用語

筆者含め、Claude CodeやCodexなどのAIをフル活用し、プログラミングやWeb制作を進める人が急増している。コードの作成や修正はもちろん、エラーの原因調査から解決まで、初心者でもあらゆることができてしまう時代。正直、もうAIなしでのコーディングなんて考えられない状態になってしまった。

ただ注意しておきたいのは、「AIを使えば何も知らなくていい」というわけではないということ。  
むしろ、一定のITリテラシーを持っているかどうかで、AIへの質問の質や返ってくる回答の理解度が大きく変わる。特にセキュリティ面が重要で、何でもかんでも「YES」を連発するのは危険すぎる。

ということで本記事では、AIで開発を始める初心者が覚えておきたい専門用語をリストアップしていく。(随時更新予定)  
最初から完璧に理解しようとせず、各用語の意味がなんとなくわかればOK、くらいの気持ちで読んでみてほしい。

目次

1. ローカル環境(Local Environment)

自分の手元のパソコン(PC)の中の環境のこと。単に「ローカル」と呼ばれることも多い。
反対に、インターネット上の空間のことを「サーバー」と呼んで区別する。

「ローカルでテストする」「ローカルにあるファイルを読み込む」というのは、わざわざインターネット上に公開して他の人がアクセスできる状態にしなくても、自分の手元のPCの中だけでアプリが動いている状態のこと。
AIと一緒にプログラミングをするときも、まずはこの「ローカル環境」の中でテストしながら作り込み、完成してからインターネット上(サーバー)に公開していくのが基本になる。

2. GUI(Graphical User Interface)

マウスや指を使って直感的に操作できる画面のこと。

日常的にスマホやPCで目にする、ボタンのクリックやドラッグ&ドロップができる画面はすべてGUIにあたる。
反対に、後述するCLI(文字のコマンドだけで操作する画面)とよく比較して使われる。

3. CLI(Command Line Interface)

キーボードから文字(コマンド)を打ち込んでパソコンを操作する仕組みのこと。

普段使っているGUI(マウスやタップで操作する画面)の反対にあたる。AIコーディングでは、後述の「ターミナル」というツールを使ってCLI操作を行う場面が頻出する。はじめは黒い画面に文字が羅列されていてとっつきにくく感じるが、開発には欠かせない。

4. IDE(Integrated Development Environment)

プログラミング(コードを書く作業)をするための高機能な作業ツールのこと。
日本語に訳すと「統合開発環境」となり、「コードエディタ」「エディタ」と呼ばれることもある。

普通のメモ帳と違い、コードの自動補完やエラー箇所のお知らせ、ファイルごとの管理などを一括で行え、開発を劇的に楽にする機能が詰め込まれている。代表的なものに「VS Code」や、AI内蔵型の「Cursor」がある(Cursorは筆者のお気に入りのツール)。

5. VS Code(Visual Studio Code)

Microsoftが無料で提供している、世界中で最も使われている代表的なIDE(コードエディタ)のこと。
公式(ダウンロード)サイト:https://code.visualstudio.com/

とにかく動作が軽くて使いやすく、デザインの変更やAI補助などの「拡張機能」が豊富に揃っているのが特徴。プログラミングを始めるとき、特別な理由がなければ、まずはこれをダウンロードしておけば間違いないと言える定番ツール。

6. ターミナル(Terminal)

PCに直接命令(コマンド)を打ち込んで操作するためのツールのこと。
いわゆる「黒い画面」と呼ばれることが多く、文字だけでやり取りを行う(CLI)。

コマンドプロンプト

Windowsの「コマンドプロンプト」やMacの「ターミナル.app」が最初から入っているほか、VS CodeなどのIDEの中にも内蔵されており、その場合は黒い画面ではないこともある。ファイルの作成や移動、開発ツールのインストール、サーバーへの接続など、AI開発を進めるうえで避けては通れない重要な作業場所となる。

7. PowerShell

Windowsに標準で入っている、比較的新しいターミナル(黒い画面)ツールのこと。

Windows PowerShell

古くからあるWindowsの「コマンドプロンプト」のパワーアップ版(上位互換)にあたり、より複雑な指示が出せるようになっている。AIコーディングでWindowsを使う場合、コマンドプロンプトではなくこちらのPowerShellを開くように指示されることが多い。コマンドプロンプトより新しいターミナルで、実質上位互換的に使える。

8. ディレクトリ(Directory)

ファイルをまとめて入れておく「フォルダ」のこと。

WindowsやMacの画面上(GUI)で見るときは「フォルダ」と呼ぶのが一般的だが、ターミナルの文字画面(CLI)からコンピュータの構造として扱うときは「ディレクトリ」と呼ばれることが多い。

難しい話は置いておいて、まずは「ディレクトリといえばフォルダのこと」と考えてしまって全く問題ない。

9. パス(Path)

ファイルやディレクトリ(フォルダ)の場所を示す「住所」のような文字列のこと。
システムやAIに対して「このファイルを読み込んで」「ここに保存して」と正確な場所を指示したいときに必ず使われる。

PC上のフォルダ内のファイルなら、上図のような文字列の連なりとして表せる。

9-1. 絶対パス(Absolute Path)と相対パス(Relative Path)

絶対パスとは、PC全体の中でその場所を一番上の階層から完全に指定する書き方のこと。
最初から最後までフルで住所を書くイメージ。

相対パスとは、今作業している場所を基準にして指定する書き方。
近くの場所を「隣の部屋」みたいに省略して表現するイメージ。

10. 権限(パーミッション)

ファイルやディレクトリを「誰が」「どう操作できるか(読む・書き込む・実行するなど)」を決める許可証のこと。
ターミナル操作やAIの実行中に「Permission denied(権限がありません)」というエラーが出ることがよくある。

これは、スマホアプリで「写真へのアクセスを許可しますか?」と聞かれるのと同じイメージ。権限がないと勝手にファイルを書き換えられないようになっており、AIであってもPCの重要な部分を壊さないためのセキュリティの壁として働いている。

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