【自動計算】比率計算ツールと計算方法

2つ または 3つの値の比率計算をする、無料のWebアプリです。

1. 比率を入力

2. 数字を入力

値が割り切れない場合、小数第3位まで表示されます。

使い方

  1. 左辺(値1、値2)に計算の元となる比率を入力します。
  2. 右辺(値3)に値を入力すると、もう一方(値4)が左辺の比率に合わせて自動表示されます。
  3. 「⇔」をクリックすると、右辺(値3、値4)を入れ替えられます。

ご利用にあたっては、本Webアプリの 利用規約 も合わせてご確認ください。

【100 : 75 = 4 : 3】のように、比をもっとも簡単な整数に変換するツールは以下サイトで公開しています。

【合計値 100 を「2 : 3」で分割して「40 : 60」】のように、比率分割計算ツールは以下サイトで公開しています。

目次

比の計算方法(クロス乗算/交差乗算 or スケール)

左辺と右辺の2つの比率が等しいとき、その2組の数値の交差した積が等しくなるという原則(クロス乗算 または 交差乗算)を使って計算できます。

または、「わかっている値がどれくらいの倍率でスケールしているか」を使って計算することもできます。
倍率が直観的にわかる場合は、こちらの方が早く計算できますね。

2つの比(X:Y = A:B)の場合

『外側同士の掛け算=内側同士の掛け算』という式で計算します。(『X:Y = A:B』であれば『X × B = Y × A』)
この方程式を解くことで、A または B の値を求められます。

『4:3 = 20:B』の場合、
『4B = 60』となるので、B = 15

また、「どれくらいの倍率でスケールしているか」で求める場合は以下の通りです。

『4:3 = 20:B』の場合、
4 → 20と5倍スケール(20 / 4 = 5)しているため、B = 3 × 5 = 15

3つの比(X:Y:Z = A:B:C)の場合

『X:Y = A:B』『Y:Z = B:C』『X:Z = A:C』のように、比を分解して計算します。
Aの値が分かっている場合、BとCを求める式は以下のようになります。

  • B =(Y / X)× A
  • C =(Z / X)× A

『2:3:5 = 8:B:C』の場合、

  • B =(3 / 2)× 8 = 12
  • C =(5 / 2)× 8 = 20

また、「どれくらいの倍率でスケールしているか」で求める場合は以下の通りです。

『2:3:5 = 8:B:C』の場合、2 → 8と4倍スケールしているため、

  • B = 3 × 4 = 12
  • C = 5 × 4 = 20

4つ以上の比の場合

3つの比の場合と同様に計算できます。
ただクロス乗算の場合、比の数が増えると計算式も増えていくため、倍率(スケール)から求めた方が早く計算できます。

2つの比が等しいとき、「外側の積 = 内側の積」が成り立つのはなぜか?

「X:Y = A:B」という等式は、「X/Y = A/B」と分数式で表現することもできます。

  1. この式の両辺にYを掛けると、「X = A/B × Y」
  2. さらに両辺にBを掛けると、「X × B = A × Y」
    よって、「XB(外側の積) = YA(内側の積)」

この手順を通じて、「外側の積 = 内側の積」が成立することを示せます。

そもそも比率とは?

比率とは、「あるものが他のものに対してどのくらいの量・数・程度を持っているか」を表す数値のことです。
2つ以上の量や数を比べるときに使われます。

具体例

10個のリンゴと5個のミカンを持っている場合、リンゴとミカンの「比率」=「10 : 5」(または「2 : 1」)になります。
これは、リンゴがミカンの2倍の量であることを示します。

比率を使うことで、一方の量が増減した際に、他の量がどの程度変化するかを簡単に計算できるようになります。

比率と割合(%)は用途と表現方法が違う

比率も割合も、あるものの数量の関係を示すのに使われる数学的ツールです。
ただ、その用途や表現方法に違いがあります。

比率

2つ以上の数量の関係性を示します。
例)2つのリンゴと3つのバナナがある場合 → リンゴとバナナの比率は「2 : 3」です。

割合(%)

全体(元の量)を100としたときに、ある数量が全体に対してどれくらいかを示します。
例)全80問のテストで60問正解した場合 → 正解率は「75%」(= 60 / 80 × 100)です。

割合(%)は比率を100分の1の形で表現したもの

比率が、ある部分がある部分に対してどれくらいかを示すのに対し、割合(%)は、その比率を100分の1の形で表現します。
→ 割合(%)は「何分の100」または「何パーセント」であり、比率は「何分の何」という形をとります。

具体例

あるクラスに男子が15人、女子が25人がいる場合、男女の比率は 15:25 = 3:5 です。

男子のクラス全体(40人)に対する比率は 15/40 = 0.375
これを割合(%)で表現すると、37.5/100 × 100 = 37.5% となります。


割合(%)に関する自動計算ツールも公開していますので、こちらも合わせてご活用ください

その他のWebアプリ(自動計算ツール、他)

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