JavaScriptでは、以下のような3つのダイアログボックスを表示する機能が備わっています。
それぞれ alert()
, prompt()
, confirm()
という関数を使用します。
本記事では、これらの使い方や実装コードを紹介しています。
alert()関数の実装例とコード
alert()
関数は、ユーザーにメッセージを表示するだけの、一番シンプルなダイアログボックスです。
<button>Alert</button>
const btn = document.querySelector('button');
btn.addEventListener('click', () => {
alert('【Alert】がクリックされました!');
});
表示したいメッセージを、alert()
の引数に指定するだけで実装できます。
引数が上記例のように文字列の場合は、「’」または「”」で文字列を囲んでください。(数字や変数の場合は不要です。)
confirm()関数の実装例とコード
confirm()
関数は、「OK」または「キャンセル」の選択肢付きメッセージを表示します。
選択した内容に応じて、その後の処理を変えることもできます。
<button>Confirm</button>
const btn = document.querySelector('button');
btn.addEventListener('click', () => {
const result = confirm('【Confirm】がクリックされました!');
if (result) {
alert('「OK」を選択しました。');
} else {
alert('「キャンセル」を選択しました。');
}
});
OKを選択した場合はtrue
、キャンセルを選択した場合はfalse
を返します。
本例では、この結果を変数result
に格納し、if文で処理を分岐させています。
prompt()関数の実装例とコード
prompt()
関数は、テキストの入力ボックス付きメッセージを表示します。
入力されたテキストを受け取って、その後の処理に引用することもできます。
<button>Prompt</button>
const btn = document.querySelector('button');
btn.addEventListener('click', () => {
const result = prompt('【Prompt】がクリックされました!','好きな文章を入力できます!');
if (result) {
alert('入力内容:' + result);
} else {
alert('何も入力されていません。');
}
});
入力したテキストが関数の戻り値として返されます。
本例では、入力内容を変数result
に格納し、alert()
の引数に指定することで入力内容を再表示しています。
なお、キャンセルを選択した場合やエスケープキー(ESC)を押した場合はnull
を返します。
まとめ
以上、JavaScriptで実装できるダイアログボックスの表示方法を3つ紹介しました。
ここで紹介した関数は非常に簡単に使えますが、頻繁に使用するとユーザー体験を阻害する(鬱陶しく感じる)可能性があるため、適切に使用することが重要です。
また、アコーディオンやモーダルウィンドウなど、メッセージを表示する方法は他にも種類があります。
以下記事で実装例・コードを紹介しているので、合わせてご覧ください。
当サイトで公開しているWebデザインやUIの実装例は、一覧として以下記事に纏めています。