近年大いに注目を集めているSDGs(エス・ディー・ジーズ)やESG(イー・エス・ジー)。
このブログでも度々取り上げている通り、ノベルティ業界でもこれらの活動に配慮したグッズ開発が進んでいます。
今回は、それらの中から リサイクル素材 を用いた2022年最新ノベルティを紹介します!
SDGは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称
ESGは「環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)」の3つのワードの頭文字から付けた言葉。
本テーマであるリサイクル素材を用いたグッズは、資源の有効活用やエネルギーの節約といった観点でSDGsの活動とリンクし、またESGのE(環境)ともリンクします。
リサイクルという言葉自体はずっと昔から叫ばれていますが、まだ十分普及してきたといえる状況ではないと思います。
ただ上述の時代背景を踏まえて、今後企業、そして我々個人も、より一層配慮すべき言葉になったと言えるでしょう。
同様のコンセプトである 天然素材グッズ や フェアトレード商品 と合わせ、今後のノベルティ、販促品、オリジナルグッズ選定の参考になればと思います!
※以下記事でSDGs関連グッズを網羅的にまとめています。興味のある方はチェックしてみてください↓

リサイクル繊維
リサイクル素材にも色々な種類がありますが、ノベルティ業界ではエコバッグやコットンバッグなどのバッグ類のラインアップが充実している関係で、これらの素材となる繊維をリサイクルしたものが多く登場しています。

本記事では、回収された衣類や製造工程で生じた生地の端切れなどを再生したリサイクルコットンと、海洋汚染で問題視されているペットボトルなどを再利用した再生PETポリエステルの、2つの素材から作られたグッズをそれぞれ紹介します。
リサイクルコットン
リサイクルコットン(再生コットン)とは、回収されたTシャツや製造中に発生した不要な生地を、再度繊維として加工したものです。ゴミの量を減らすことはもちろん、既に色が付いた生地を使うため染色工程を省くことができ、CO2の排出量を低減したり水・電気の節約になったり、地球環境に配慮した製品作りができます。

リサイクルコットンの作り方は下記図の通り。
まず回収した生地を振り分けて粉砕し、再度撚って糸状に仕上げます。このときできた糸を再生コットン糸と呼び、この糸を使って作られたバッグがリサイクルコットンバッグ(再生コットンバッグ)です。

- スフィア・リサイクルコットンシリーズ
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シンプルなデザインで名入れしやすく、オリジナルグッズ制作にもぴったり。
【おすすめ!】シンプルなデザインなので名入れが映えます! - セルトナ・リサイクルコットンバッグシリーズ
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バイカラーのデザインが可愛らしい。赤・緑・青・黒の4色から選べます。
- シャンブリックシリーズ
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縦・横糸を色違いで織り交ぜた優しい雰囲気のバッグ。
トートバッグはグレー・ベージュ・ブルー・ネイビーの4色、巾着袋はグレー・ベージュ・ブルーの3色から選べます。
再生PETポリエステル

再生PETポリエステルとは、回収された使用済みPETボトルなどのプラスチック部材から作られた繊維のことです。
まず集めたポリエステル部材を粉砕・洗浄し、フレーク状にします。このフレークは再びPETボトルとして使われることもありますが、糸状に伸ばして繊維を作ることもできます。この繊維をさらに生地として加工し、衣類やバッグとして生まれ変わったものが、以下で紹介する再生PETグッズです。
生地としてはさらりとした質感で、コットン素材に比べてシワになりにくいのが特長。頻繁に折りたたんだりするエコバッグにはぴったりの素材です。
リサイクルコットンと比べるとまだまだグッズ数は少ないので、今後のラインアップ拡充に注目ですね。
- リフェロ・(ソフト)再生PET エコバッグシリーズ
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カラーはそれぞれレッド・カーキ・ネイビー・グレー・ブラックの5色から選べます。
- リル再生PETシリーズ
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「SDGs with ECO」がコンセプトのリルシリーズ。
- あったかアイテム・ブランケットシリーズ
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ポリエステル素材のブランケットにも、リサイクル素材が使われ始めました!
再生不織布
製造時に余った不織布の端切れなどを回収・細かく粉砕し、生地として再加工したものが再生不織布です。上述の再生PETと似た工程ですね。
他のリサイクル品同様に環境負荷を軽減できるという点から、エコマークの認証を受けたタグが付いています。
カラーバリエーションが豊富かつ安価であり、少々割高になりがちなSDGs対応商品の中では使い勝手のよいアイテムです。
リサイクルレザー(再生皮革)
主に財布やカバンなどで用いられる、落ち着いた大人らしい風合いが人気の皮革製品。昔から愛用されてきましたが、実は製品として使用可能な部分が限られており、2~3割は廃棄されてしまうそうです。
リサイクルレザーは、それら廃棄されてしまう革くずや破片を繊維状に加工し、樹脂と混ぜて再成型した素材です。

これまでは、ブックカバーやマウスパッドなどのシート状のものが中心でしたが、2022年にはカードケースやポーチ、コインパースが新たに登場。天然皮革特有の質感は残し、資源の有効利用と廃棄物の低減にも貢献する高品質なエコ素材、今後のラインアップにも期待が持てますね。
リサイクルペーパー(再生紙)
日常生活からビジネスまでよく使われるノートやメモ帳、ふせんは、定番とも言えるノベルティの一つ。そんな商品の中から、環境に優しいリサイクルペーパーを用いたグッズをピックアップしました。
リサイクルペーパー(再生紙)は原材料に古紙パルプを用いています。商品によって古紙パルプの使用比率(配合率)は異なり、100%のものもあれば65%のものも。
以下で取り上げているノートやメモ類は70%以上配合となり、下図のような再生紙マークが各製品に付いています。

再生紙マークの例。
記載の通り、70%以上の古紙パルプ配合ということを示しています。
- ステーショナリーセット
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- 昔ながらの定番ノート&メモ帳シリーズ
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表紙に名入れを行い、オリジナルノートの作成もオススメです。
- カバーに再生紙を用いた付箋(ふせん)
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ナチュラルな風合いが特徴です。
リサイクル食器
不要食器を粉砕 → 再び食器として生まれ変わったしたリサイクル食器をピックアップ。
- Re-食器「めぐり陶器」シリーズ
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割れてしまった食器などを回収し、陶器として生まれ変わりました。
まとめ
以上、最新のリサイクル素材グッズの紹介、いかがでしたでしょうか?
個人的には、昔に比べてリサイクルできる素材が増えてきたように感じました。
SDGsの活動が社会に浸透し、グッズ開発にも影響が出始めたのかもしれません。
天然素材グッズと合わせて、ノベルティ選定の参考になれば嬉しいです。
今後も引き続き、新しいグッズがラインアップされた際に取り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いします!