【SDGs関連グッズ】オーガニックコットン

オーガニックコットン素材ノベルティ

今回は、SDGs関連グッズの中から オーガニックコットン素材 を用いた2022年最新ノベルティを紹介します。

【超ざっくり、SDGsとESGについて】

SDGs: 持続可能なより良い世界を目指すための目標17個
ESG : 今後の企業成長に必要と考えられている3要素

ESGを考慮した経営 = SDGsの目標達成に貢献 という関係があります。

「オーガニックコットン」という言葉、聞いたことはありますか?

この「オーガニック」というフレーズだけで、なんだか環境や健康に良さそうな雰囲気が伝わってきます。
あながち間違いではないのですが、具体的にどう良いのか、説明できる人は少なそうです。

本記事では、前半で「オーガニックコットンとは何か?」を解説し、後半でオーガニックコットンを用いたグッズを幾つか紹介します。

同じくSDGs関連の、天然素材グッズリサイクル素材グッズ 等と合わせ、ノベルティやオリジナルグッズ選定の参考になればと思います!

目次

オーガニックコットンとは?

「有機栽培されたコットン(綿)」であり、「農薬や化学肥料などを3年以上使わない農地で収穫された」ものを、オーガニックコットン といいます。

英語の「オーガニック(organic)」には 有機 という意味があり、一般に「オーガニック○○(食品や素材名)」と呼ばれるものは、有機栽培もしくは飼育された○○ という風に訳すことができます。

では、有機栽培とは何でしょうか?
コットンを含む多くの農作物は、より効率的にたくさん生産するために、農薬や化学(化成)肥料を使います。

これに対して有機栽培では、農薬や化学肥料を使わず、その代わりに自然由来のもの* を使います。
例えば、害虫駆除にはそれらの天敵となるテントウムシを放ったり、油粕や魚粉、鶏糞などの有機肥料を使ったりします。

※化学肥料も天然の鉱物などが原料になるため自然由来です。それら原料を、造粒または化学的に加工して作られるため化学肥料と呼ばれます。
化学肥料と有機肥料にはそれぞれメリット・デメリットがあり、一概にどちらが良い・悪いの判断はできません。
肥料について詳しく知りたい方は以下URLへ↓

そもそもコットンとは?

コットンは、天然繊維の中で一番と言っても過言ではないほど使われている素材。

日本語では「綿」といい、材料は綿花です。
地理の授業で、石油や石炭と並んで綿花の生産地を覚えさせられた方は思いますが、あの綿花です。
(そう考えると、世界的にコットンがメジャーというのは理解しやすいかと。)

主に中国やインド、米国などで生産されている。

コットン生地のメリットには、肌触りがよい・吸湿性や通気性が高い・熱に強いなどがあり、使用面での欠点はほぼ見当たりません。

一方デメリットには、シワになりやすい・洗濯時に縮みやすいなどがあり、メンテナンス面では化学繊維(ポリエステルなど)の方が使いやすい場合があります。

尚、以下記事にもコットンについて記載していますので、よろしければ↓

オーガニックコットンを使うメリット

「オーガニック」という響きから、とても体に優しい繊維なんだろうなぁ…と思われそうですが、実は繊維としての性能自体にはほぼ違いがありません。

では何が良いのかというと、本記事タイトルが「SDGs関連」で始まっている通り、地球環境作業者への健康 に対してです。

先ほども述べた通り、いわゆる普通のコットン栽培では化学肥料や農薬を使うのに対し、オーガニックコットン栽培では化学肥料の代わりに有機肥料を使い、農薬は使いません。

「有機肥料」&「無農薬」について、SDGsへのメリットを以下の通り纏めてみました。

SDGsへのメリット:有機肥料

化学肥料にない有機肥料のメリットとして、「土壌の改良効果」があります。

農地を長期的に使用できる環境にしていくという点では、持続的な社会を目指すSDGsとマッチした効果ですね。

一点留意事項としては、化学肥料にも栽培を効率化できるといったメリットがあり、農作業者の負担軽減に貢献できます。

これは作業者の健康や働きがいに繋がってきますので、化学肥料はSDGsに無関係というわけではありません。

有機肥料と化学肥料、絶対的にどちらが良いとは言えず、状況に応じて適切に使用していくことがポイントと言えそうです。

SDGsへのメリット:無農薬

綿花栽培で使われる農薬には、作物を食い荒らしてしまう害虫を駆除する殺虫剤の他、雑草を駆除する除草剤や、綿花の収穫時に邪魔な葉を除去するための枯葉剤などが含まれます。

「枯葉剤」と聞くと「ベトナム戦争」を連想してしまいますが、なんとあの枯葉剤が綿花の栽培で使われています。

ご想像の通り、これら農薬の使用過多は農作業者の健康に悪影響を及ぼし、また土壌や水への汚染も引き起こしかねません。

殺虫剤の代わりにテントウムシなどの害虫を食べてくれる益虫を使ったり、枯葉剤を使わずに自然と葉が落ちるのを待ったりすることは、これらの被害を食い止めることに繋がりますね。

オーガニックコットンとフェアトレード

オーガニックコットンの説明の最後に、フェアトレードとの関係を少し述べたいと思います。

結論としては、オーガニックコットンとフェアトレードには密接な関係があり、フェアトレードを謳うコットン商品の多くはオーガニックコットンを使用しています。

フェアトレードの目的の一つは、「生産者の労働環境を改善し、安全かつ衛生的であること」。
これは、前述の「無農薬(作業者の健康被害を防ぐ)」と関連しますね。
実際、国際フェアトレード基準では危険な農薬は禁止されています。

また、繊維製品を製造・加工するための国際認証であるGOTS(ゴッツ)認証では、原料がオーガニックである他に、「強制労働や児童労働の禁止」「搾取の無い労働条件」といった項目も規定しています。

これらの項目も、公正な取引条件を目指すフェアトレードに合致した条件といえます。

以下に、フェアトレードに関して纏めた記事のリンクを載せておきますので、より深く知りたい方は調べてみてください。

オーガニックコットンを使用したグッズ

ここからは、オーガニックコットンを使用した2022年最新のグッズを紹介します。

フェアトレード商品に比べると種類は多めで、トートバッグやマルシェバッグ、サコッシュに加え、巾着やタオルもあります。
バッグや巾着のほとんどは名入れもできるので、企業PRにも役立ちそうです。

まとめ

以上、オーガニックコットンの概要と、オーガニックコットン素材を用いた2022年最新グッズを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

化学肥料の代わりに有機肥料を用い、無農薬栽培されたオーガニックコットンは、持続可能な社会を目指すSDGsや労働環境を守るフェアトレードと大いに関係する素材です。

以前は、オーガニックコットングッズをメインで扱っているのは少数のアパレルショップくらいでしたが、最近ではノベルティグッズにも採用され、徐々にラインアップが増えてきました。
環境意識の高まりと合わせて、今後もラインアップは増えていきそうです。

他のSDGs関連グッズと合わせて、ここで紹介した内容がノベルティ選定の参考になればと思います!

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