本記事では、地球環境に優しい天然素材を用いた2022年最新グッズを紹介します!
天然素材で作られたグッズは、一般にプラスチックを使わないという点で、CO2排出量低減や脱石油などが期待されるエコフレンドリーな商品と認識されています。
もちろん「SDGs」にも関連しており、ここで紹介するグッズはSDGs対応商品としても注目を集めています。
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。
持続可能な社会を実現すべく、自然環境や衛生、貧困といった分野で掲げられた17の目標を、2030年までに達成しよう! という世界的な取り組みのこと。
「SDGsに関わる活動をしたい」と思う企業や個人は増えていますが、どう取り組むべきかわかりにくいもの。そんな中でSDGsに配慮したグッズは、それを採用する企業にはとっつきやすく、受け取った個人には使いやすい、手軽な取り組み方の一つといえます。
また企業がノベルティとして活用する場合、多くの顧客に配布することで企業の知名度や商品ブランドの向上が期待されます。ここで紹介するグッズを扱うことは、「SDGsに配慮した企業」としてより効果的なイメージ向上につながるでしょう。
ノベルティ、販促品、オリジナルグッズの選定において、参考になればと思います!
- 以下記事 でSDGs関連グッズを網羅的にまとめています。興味のある方はチェックしてみてください↓
コットン(綿)
最もメジャーな天然繊維の一つであるコットン(綿)。
肌触りよし、吸水性よし、熱に強いというメリットがあり、衣類はもちろんバッグやタオルにもよく使われる素材です。
販促・ノベルティ業界では、従来より多数のコットンバッグが展開されており、カタログやパンフレット入れに利用されることが多いです。
昔からある定番アイテムですが、不織布などプラスチック製バッグも多い中、SDGs対応グッズという点で改めて注目したい素材ですね。
さらにSDGsへの配慮を高めた、オーガニックコットン や フェアトレードコットン という素材も。合わせて押さえておきたいところです。
ジュート(麻)
ナチュラルな外観や質感が人気のジュート素材。
通気性があり、汚れや匂いがつきにくく耐久性にも優れているため、海やプールなどレジャー用バッグとしても使われる機会が多いです。
天然素材のジュートは焼却時に有害物質が発生せず、土の中では微生物によって分解されるため、SDGs対応素材としても有用です。
バンブーファイバー(竹繊維)
プラスチックに代わる天然素材として近年注目を集めている素材で、直訳すると竹繊維。この竹から取り出した繊維をパウダー状にし、コップや食器類などを作ることができます。
植物由来の材料全般に言えることですが、バンブーファイバーの一番のポイントは環境に優しいことです。
製造にあたって石油を使うことはありませんし、生分解性があるため土に還ります。
加えて、竹は他の植物に比べて成長が異様に早く、材料が手に入りやすいという特長もあります。まさに持続可能な材料と言えるでしょう。


性能面では、プラスチック同様に軽くて割れにくく、さらに安価で手に入ります。またマットな質感で、色合いはベージュ〜ライトブラウンといったものが多く、親しみやすいデザインになる点も魅力ですね。
一方で欠点もあり、それは温度変化に弱いこと。
基本的な耐熱温度は-20℃から80℃で、電子レンジや食洗機、冷凍庫での保存などには向きません。自然由来ため、この点は仕方ないのかもしれません。
ただ、後述するような実際の製品にはバンブーファイバーと合成樹脂を配合したものが多く、耐熱性についてはある程度改善されているようです。詳しくは、各商品ページにて確認してみてください。
バンブー × PP(ポリプロピレン)
保存容器などに使われる汎用プラスチックのPP(ポリプロピレン)にバンブーファイバーを配合した素材が、2022年5月現在で最も種類の多いタイプです。
100%天然素材に比べると環境面への配慮は劣りますが、プラスチックと天然素材のメリットを合わせもった実用的なグッズといえるでしょう。
バンブー × メラミン
メラミン樹脂にバンブーファイバーとコーンパウダーを配合したバンブーメラミン。
あまり聞き馴染みのない方が多いかと思いますが、もともとメラミン樹脂自体は食器や日用品、家具など様々な分野で多用されており、高い耐久性(耐候性・耐摩耗性)が一番のポイント。
バンブーファイバーと合わせることで、手になじむ上質な質感と割れにくさを実現しました。
まだノベルティグッズの中では種類が少ないですが、今後注目の素材です。
コーヒー殻・粕
廃棄予定だったのコーヒー殻や粕を使った素材で、コーヒーらしい茶系の色味が特徴。
バンブーファイバーとは違ったナチュラル感がポイントで、まさにコーヒーカップとしてはぴったりですね。使用シーンを想定して選びたいアイテムです。
お米(ライスレジン)
『ライスレジン』とは、非食用* のお米から生まれたバイオマスプラスチック。
お米と合成樹脂(PP・PE)を混ぜ合わせることで新たなプラスチックを生み出し、石油系プラスチックの使用量を削減するj純国産の環境にやさしい素材です。
株式会社バイオマスレジン南魚沼で作られており、詳細は こちら より。
麦わら
『麦わらバイオマスプラ』とも呼ばれる、収穫後に燃やされてしまう麦わらを樹脂と配合したプラスチックを使用。世界的に生産が膨大な麦を利活用することで、サステナブルな環境を実現する可能性を秘めています。



セルロース(植物繊維)
ノベルティ定番グッズでもあるスポンジやクロス類。多くはポリウレタンやポリエステル製のものですが、最近はセルロース(植物繊維)素材のものも登場しています。
セルロース素材の良いところは、もちろん環境に優しいというところもありますが、スポンジやふきんとしての機能面でもメリットがあります。繊維質素材は吸水力が高く、水回りの掃除にぴったり。また速乾性もあるため、使用後はすぐに乾いて雑菌の繁殖が抑えられ衛生的です。
SDGsと性能の両方にメリットがあるセルロース製スポンジ&クロス、今後のラインアップにも注目していきたいです!
※スポンジやふきん(クロス)についてはこちらの記事にも纏めています↓
オススメのキッチンノベルティ(食器洗い・台所掃除用品編)ー1.キッチンスポンジ
その他
最後に、蜜蝋や貝殻などで作られたグッズを紹介します。
まだあまりメジャーな素材ではないですが、いずれも廃棄処分されてしまうようなものを再加工し、ゴミを減らすと同時にプラスチック使用量も減らせるアイテムばかり。またメジャーではない分、バンブーファイバーなどに比べてグッズを目立たせることができるかも?
SDGs対応ノベルティとしても、一見の価値ありです!
まとめ
以上、最新の環境配慮グッズ・天然素材アイテムの紹介、いかがでしたでしょうか?
2022年になり、バンブーファイバーをはじめSDGs関連グッズがまた増えました。多くの人に配る商品だからこそ、今後も新しいノベルティが増えていくでしょう。近い将来、天然素材アイテムが一般的になるかもしれませんね。