
アルミニウムやステンレス素材などへの、高級感漂う名入れにはコレ!
本記事では、レーザー加工(レーザー彫刻)について解説します。
- 「名入れ」ってそもそも何? という方はこちら↓

レーザー加工(彫刻)とは?
レーザーの光をレンズで一点に集め、その強い熱で素材表面を焦がしたり溶かしたりすることで行う名入れ技術。素材表面を浅く削るようなイメージで、レーザー彫刻とも呼ばれます。
その原理から色を付けることは基本的にできませんが、素材のベース色を活かした、ナチュラルかつ高級感のある仕上がりが大きな特徴。加えてレーザー自体は非常に細く集光できるため、精密なデザインでもリアルに再現できます。

レーザーの熱により、若干茶色がかった色合いに仕上がっています。

アルミ素材では、白またはシルバーのような色味に仕上がることが多いです。

表面の塗装が削れたことで、ステンレスのシルバーが輝いています。
写真のようなタンブラーやボトルの他、キーホルダーや食器などのステンレス・アルミ素材グッズが主な対象。また、扇子などの木製グッズにも用いることができ、木材ならではのナチュラルな仕上がりがポイントです。

レーザー加工の原理と手順
そもそもレーザーとは?
レーザー (英: laser) とは、Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation(誘導放出による光増幅放射)の頭字語であり、指向性と収束性に優れた、ほぼ単一波長の電磁波(コヒーレント光)を発生させる装置である。レーザとも呼ばれる。レザーとも表記される場合もある。
Wikipedia(レーザー)より
- 指向性が高い
通常の光は四方八方に広がるが、レーザー光はまっすぐに進む。 - 波長が一定である
通常の光は様々な波長が混ざっているが、レーザー光の波長は一定で、一つの色からできている(単色性)。
※光と色の関係については こちらの記事 にまとめています。 - 可干渉性がある
光の位相がそろっている(波長の山と谷が時間的にきっちりそろっている)
レーザー加工の仕組み
指向性の高いレーザー光を集めると、局所的にきわめて高いエネルギーが得られます。このエネルギーを利用し、特定の金属や木材の一部分のみを溶かしたり、強力なものでは穴をあけたりすることができます。

- 一般に「レーザー発振器」という装置でレーザー光を作る。
- 発振器から出たレーザーが、「ミラー」によって「加工ヘッド」に届く。
- 加工ヘッド内にある「レンズ」によってレーザー光が集めらる。
- 集められたレーザー光を、対象物に照射する。

レーザーを使った身近な道具に、レーザーポインターがあります。
「目に当ててはならない」と注意されますが、レーザー光は通常の光よりも高いエネルギーを持っているため、繊細な目には特にダメージが大きいというわけですね。
レーザー加工のメリット・デメリット
メリット
- 細かなイラストや極小文字、極細線などのディテールを再現できる。
- 金属や木材などの素材が持つ質感を活かした加工となり、高級感のある仕上がりとなる。
- 版の作製が不要
→ 短納期で対応できる。(デザインデータは必要)
レーザー加工の費用
50~100円/個(+デザイン作製費用)が相場。
一方、版は不要なので製版代はかかりません。
レーザー加工にオススメのグッズ


単価 | ¥549 /個 |
入数 | 72個 |


単価 | ¥383 /個 |
入数 | 300個 |


単価 | ¥439 /個 |
入数 | 48個 |


単価 | ¥163 /個 |
入数 | 180個 |
※もっと知りたい方は、こちらを覗いてみてください。→ レーザー加工可能ノベルティ・販促品
まとめ
以上、レーザー加工(彫刻)について分かりやすく纏めてみたつもりですが、いかがでしたでしょうか?
ノベルティへの名入れやオリジナルグッズ製作をお考えの方に、少しでも参考になってくれれば嬉しいです!